著者プロフィール:山田敏弘 Toshihiro Yamada(@toshadamay) 写真週刊誌フライデー編集部、ロイター通信社などを経て、現在、ニューズウィーク日本版の編集記者。国際情勢や社会問題を中心に取材を行っている。訳書に『黒いワールドカップ』(講談社)、近著に『モンスター 暗躍する次のアルカイダ』 米国務省は4月、パキスタンのイスラム過激派組織ラシュカレ・トイバのリーダーであるハフィズ・サイードに1000万ドル(約8億円)の懸賞金をかけた。日本ではあまり知られていないラシュカレ・トイバは、「次のアルカイダ」と呼ばれるような危険で残忍なテロ組織で、そのリーダーであるサイードに対しては欧米の諜報機関が警戒を強めている。拙著『モンスター 暗躍する次のアルカイダ』(中央公論新社)でも、反欧米を標榜する彼らがいかに世界的に暗躍しているかに迫った。 賞金首は、毎週のように説法を続けている