NTTドコモは6月11日、タワーレコードを子会社化すると発表した。コマース事業の強化を図るほか、タワーレコードが持つ音楽エンターテインメントノウハウなどをドコモの顧客基盤やサービスと融合、付加価値の高いサービスを両社の顧客に提供していくという。 両社は2005年に資本・業務提携を発表し、ドコモはタワーレコード株式の42.1%を保有、セブン&アイ・ホールディングスに次ぐ2位株主だった。ドコモは7月中旬までに既存株主から株式を追加取得し、出資比率を50.3%に高めて子会社化する。 タワーレコードは全国89店舗を展開するCD/DVDショップで、2012年2月期の年間売上高は558億円。ドコモは総合サービス業への脱皮を掲げており、タワーレコードの子会社化でスマートフォン向け物販などコマース事業への進出を加速。モバイルとのシナジーを生かしたサービスも検討する。 関連記事 「土管化は避けたい」──「ド