世界40カ国の小売り店やホテル、飲食店などのPOS端末が、クレジットカード情報を狙うマルウェアの標的になっているという。 小売店や飲食店などのPOS端末にマルウェアを感染させて、クレジットカード情報を盗み出そうとする手口が各国で増えているという。イスラエルのセキュリティ企業Seculertが12月11日のブログで、そうしたマルウェアの一例として「Dexter」が感染を広げている実態を紹介した。 Seculertによると、Dexterはここ2~3カ月の間に感染を広げ、北米や英国を中心とする世界40カ国で大手の小売り店やホテル、飲食店、駐車場などのPOS端末が標的にされているという。 Dexterは感染したマシンのプロセスリストを盗み出し、特定のPOSソフトウェア関連プロセスのメモリダンプを解析して、その端末で使われたクレジットカードの情報を探し出す。この手口で入手した情報はクレジットカードの