黒マリアが止まらない。ネット上では前から言われていた事であるのだが――私も当時者のひとりだが――ここにきて公式ガイドの読切マリアとロシアンルーレットをオートマグで提案するマリアなどで、原作でも本当の黒化がはじまってしまったと感じる。 ブログでマリアを黒く書いてしまうのは半ば脊髄反射的なものになっており、時には「黒」を前提にして思考を進めてしまう事さえある。ネタにできるキャラクターとして興味がマイナス方向に集中してしまい、熱暴走的に黒マリアの考えがネット全体に広まっているのではないかと思う。 しかし、それが原作者にまで感染するのは問題だ。そもそもマリアを黒くいって面白くなるのは前提に「マリアは白い」事があるからこそだ。事実に反する事をいうから「好きな女の子への意地悪」状態がなりたつのである。 それがゲッペルスインバージョンしてしまったら、事実を指摘するだけになり面白くも何ともない。ただ後味が