少しだけ昔、あるところに、小さなパン屋がありました。 (´・ω・`) 「ふー、疲れた。……今日もお客さん、来なかったな」 狭くて、暗い、路地裏。 一見、パン屋とはわからない寂れた外観。この店に寄ってくるのは、ショボンから、余ったパンを与えられる、数匹の野良猫だけです。 (´・ω・`) 「きっと、僕の腕がまだまだ未熟なんだ」 まだまだ、歳の若い店主、ショボン。 彼は、パンを作ることは、得意でしたが、お店を繁盛させることは苦手でした。 なので、この店に閑古鳥が鳴く原因は、自分の実力のせいだと、ショボンはいつも思っていました。