同通信によると取材に応じた情報筋は、衛星写真などの情報をもとに、ロシア極東沖の太平洋上でロシア船が活動していたと説明。「ロシア政府が支援した証拠はないが、ロシア船が北朝鮮の生命線となっている」などと話した。密輸が疑われるロシアのタンカーの1隻は、1600トンの石油精製品を積んでロシア・ウラジオストク近くの港を出港後、公海上で数日間にわたって無線信号機の電源を切るなど不可解な行動をしているという。 北朝鮮への石油の密輸を巡っては、韓国政府が29日、香港船籍の船が600トンの石油精製品を北朝鮮の船に海上で移していたと発表。米政府も11月、洋上で石油精製品を受け取っているとされる北朝鮮の船の写真を公開するなど、国際社会が監視を強めている。