都道府県の看護協会が看護職員の再就職や転職を仲介、支援する各地の「ナースセンター」で平成26年度の求人倍率が2・79倍と過去10年で最高だったのに、実際に就職できたのは15人に1人に満たなかったことが、日本看護協会のまとめで分かった。 条件が折り合わない「ミスマッチ」が深刻で、看護師不足の解消に不安を残す結果。協会では意欲ある求職者への情報提供や相談受け付け、復職のための研修などで各センターへの支援を強める。 まとめによると、ナースセンターでの求人倍率は17年度は1・92倍、21年度は2・15倍で、その後は毎年上昇している。しかし、求人と求職の条件が一致して最終的に就労できたのは、26年度で登録者18万6千人に対してわずか1万2千人弱、6・2%だった。
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