【モスクワ=畑武尊】ウクライナ政府は15日、北朝鮮が7月に発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)に使われたエンジンを、ロシアが流出させた疑いがあるとの見方を示した。 現地メディアによると、ウクライナ宇宙庁のラドチェンコ長官代行は15日、北朝鮮のICBMに搭載されたとみられるエンジンについて、「2001年までウクライナで生産された」と述べた。その上で、ロシアの宇宙ロケット用に全て納入していたと説明した。ラドチェンコ氏は、「ロシアはエンジンを誰かに供給できる。ロシアと北朝鮮は友好的な関係だ」と話し、ロシアが北朝鮮にエンジンを供与した疑いを示唆した。 これに対し、ロシア側は流出疑惑を否定した。ロゴージン副首相は同日、「ウクライナの専門家がいなければ、(北朝鮮は)エンジンを生産できない」と述べ、ウクライナ側が技術供与したとの見方を示した。
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