記事一覧 育休申し出拒み、解雇は不当 福井の女性、福井地裁に申し立て (2010年9月16日午後6時21分) 育児休業取得の申し出を拒まれ、一方的に解雇されたとして福井県福井市の女性(30)が16日、勤めていた同市のコンタクトレンズ販売会社を相手に、正社員としての地位確認を求める労働審判を福井地裁に申し立てた。 申立書によると、女性は今年2月初旬、会社に妊娠を告げた。会社から「産休後、復職できるか」と聞かれ「産んでみないと分からない」と答えた。「産休中に(一日でも)在職すれば出産手当金が(満額)支給されるので、産休中に辞めてはどうか」と提案され「そうですか」と答えた。 その後、3月下旬に産休後の育休取得を申し出たが、会社から「最初の段階でなぜ申し出なかったのか。今更遅い。戻るポジションはない」と解雇を通告され、5月末に解雇された。 女性側は、育休取得の申し出を拒むことは育児・介護