5月の連休に、美唄市にあるラムサール条約登録湿地・宮島沼へ、渡り途中のマガンを見に行って来ました。 マガンについて マガン(Anser albifrons)は大型になるカモの仲間で、月と雁のモチーフとなったり、大造じいさんと知恵比べをしたり、実際に見たことがなくとも名前を聞き及んでいる方が多い鳥と思います。ハヤブサなんかもそうかも知れませんね。 マガンはその生活史において長距離の渡りを行うことが知られています。日本国内で見られるマガンは、夏季にシベリアで繁殖し、寒くなると南下して宮城県の伊豆沼などに冬鳥として飛来する渡りを行います。北海道では、その渡りの途中に経由する中継地として、美唄市宮島沼や苫小牧市ウトナイ湖などに飛来する個体を見ることができます。宮島沼では、シベリアに向かう途中の5月上旬と、シベリアから南下する途中の9月下旬が観察シーズンです。 <ラムサール条約登録湿地>宮島沼(北海