【エン-ソフ】は、言論と、様々なオピニオンのためのウェブ・スペースです。「不均質な人的集合による、不均質な集合知の場」を目指して、2012年4月から活動を開始しています。≫詳細 (承前) 「ハルカトミユキはすばらしい!」と唯一語ることの出来ない相手は、他ならぬハルカトミユキである。 前回の終わりに、私はそう書いた。それには理由があるとも。 簡単に言えば、私は怖いのだ。 例えば、こんな風に思われてしまうのが。 みんな歌なぞ聴いてはゐない 聴いてるやうなふりだけはする みんなたゞ冷たい心を持つてゐて 歌なぞどうだつてかまはないのだ それなのに聴いてるやうなふりはする そして盛んに拍手を送る (中原中也「詩人は辛い」『新編 中原中也全集第一巻 詩1』角川書店、2000年、339-340頁) 私は当人に感想を伝えるのが怖い。 「すばらしい!」「好き!」「良い!」 何て凡庸な言葉なんだろう。 個人の
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