多変数関数WEB数学講義 １．多変数関数って何ですか？ 1.1.多変数関数 １変数関数 y = f(x) については、微分積分学で学んだと思いますが、大体、 y が、何か x の式で表わされている、ということでいいでしょう。 で、x を決めると y が計算されて決まる仕組みですね。 しかし、世の中には、２つや３つのものが、決まってはじめて値が決まるものも 多いのですね。例えば、圧力と温度が決まると、それに応じて体積が決まるとか。 こういうのを 多変数関数 といいます。 まあ、しかし、この講義では、２変数関数のみ扱います。 その理由は、２変数以上は、記号がすべて同じになるから。 それと、眼に見えるグラフが描けるのは、２変数までだからです。 （３変数以上を図形的に把握するには、高次元のベクトル空間に慣れていないと いけないんですね。２変数にして、なるべく予備知識
