第33回 電子工作再発見 2009年7月14日 (これまでの増井俊之の「界面潮流」はこちら) 雑誌が売れないという話を最近よく聞きますが、O'reillyのオタク系工作雑誌「Make」は好調です。毎年アメリカ各地で開催される「Make Faire」はマニアが集合して大変なことになっていますし、日本で開催されている「Make Tokyo Meeting」も盛り上がっています。電子工作やアマチュア無線は古い理系男子の定番的な趣味のひとつでしたが、パソコン世代の若者の間でも計算機に関連した電子工作が最近また流行しつつあるようです。パソコン本体も周辺機器も標準化が進んでしまった現在、標準からはずれた妙なハードウェアを新しいと感じる若者が多いのかもしれません。電子工作の聖地秋葉原も、萌え系ショップが増えてきたとはいえ、昔ながらのパーツ屋はまだまだ健在ですし、全体的に昔より部品が安くなっている気がしま