8月1日、元ヤフー検索事業部長の井上俊一氏が、中国の検索サービス「百度」日本法人の代表取締役に就任した。 同氏はエキサイトでCTOを務めたのち、2004年にヤフーに入社。検索事業部長として、米国 Yahoo! Inc.と共同でYahoo! Search Technologyや検索連動型広告を開発したほか、Yahoo!知恵袋などのYahoo! JAPANの検索関連プロダクトの全指揮をとってきた。 百度は2008年1月23日に日本向けサービス「Baidu.jp」を正式オープンしたばかり。10年以上にわたって日本の検索サービスに関わってきた井上氏が陣頭指揮を執ることで、百度は今度どのような戦略を描いていくのだろうか。 --百度に移られた経緯を教えてください。 いくつかあるんですが、1つはロビン・リーという中国百度のCEOと一緒に働きたかったというのが大きな動機としてあります。 彼は2000年に百