Rはメタプログラミングの能力を持っていますが、情報がまとまってなくて苦労します。けっこう落とし穴もあります。基本的な事項をここにまとめておきます。 内容: 関数オブジェクトの基本構造 関数オブジェクトのコンストラクタ ペアリストと仮引数リスト 空な名前とデフォルト値なし コールオブジェクトと関数本体 関数の評価環境 関数の登録先環境 コールオブジェクトの操作 引数の式をコールオブジェクトとして取得する その他のメタプログラミング・ツール メタプログラミングのサンプル R言語メタプログラミングの基礎:補足 関数オブジェクトの基本構造 ユーザーが定義した関数をデータとして見ると、3つの部位(スロット、メンバー)を持つ構造体と考えることができます。3つの部位とは、仮引数リスト(formal parameter list)、本体(body)、環境(environment)です。その要点を次の表にま