2014年10月、都内で開催されたレースイベント「ジャパンカップ」には2万6000人ものファンが、ミニ四駆を持ち寄り詰め掛けた。通常のレースイベントでも3000人以上が来ることも珍しくない。 ミニ四駆は、1982年にタミヤが発売して以来、これまで80年代末と90年代半ばの2度にわたってブームが到来。発売から30年たった12年になって再びブームが巻き起こり、今なお人気を博しているのだ。 パーツ選びも喜び なぜ、ミニ四駆はこれほどまでに人を引き付けるのか。 ミニ四駆はレーシングカーのような外見の車体に、モーターが搭載されている玩具。しかし、ただの車の玩具ではない、奥深い楽しみがそこにはある。 まず、発売当初、プラモデルといえば接着剤が必要で、難解なイメージを持たれがちだったが、ミニ四駆は接着剤が不要で組み立てるだけ。しかも、鑑賞するだけでなく、実際に走るし、幅や出力など規格が統一されているから
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