用語の説明 生存状況把握割合:生存率を推定するためには、がんと診断されてから3年、5年後の患者さんの生死状況を把握する必要があります。この生死状況が確認できている割合が生存状況把握割合です。一般に、生存状況把握割合が低いと生存率は本当の値よりも高く計算されることが知られています。 95%信頼区間:母集団(興味がある対象全体の集合)から標本(母集団から抽出した部分集合)をとってきて、95%信頼区間を求める、という作業を100回実行したときに、95回はその区間の中に真の値が含まれる。 ネット・サバイバル:相対生存率と同様にがんによる生存への影響を把握する目的で使用され、「がんのみが死因となる場合の生存率」自体を推計する方法です。相対生存率は一般的な方法の1つではありますが、生存率の高いがん種において理論上100%以上になることが生じるなど課題も多く、純生存率(Net Survival、Poha