開花中のセンダンの名木(山口県田布施町麻里府) 写真は、2011年5月に発売した著書『葉っぱで気になる木がわかる』(林将之著/廣済堂出版発行)に掲載したセンダンの木です。 何を隠そう、私が生まれ育った故郷に生えているシンボルツリー的な存在で、小学生の頃からこの木を眺めて通学してきました。当時は何の木か知らなかったけど、大きな丸い木の横を毎日歩いていたことと、その風景をよく覚えています。 センダンってどんな木? センダンは西日本〜東南アジアやインドまで分布する暖地性の落葉高木で、立派な大木になります。漢字で書くと栴檀。「栴檀は双葉より芳し」(意味:香木の栴檀は小さな双葉の頃から香り高いように、大物になる人は幼い時から優れていること)ということわざを思い浮かべる人も多いようですが、その栴檀は熱帯地方に分布するビャクダン(白檀)のことで、日本に生えるセンダンとは別物です。 日本のセンダンには香り
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