女性蔑視発言やセクハラ行為があったとして、群馬県大泉町の女性町議が18日、男性町議に対する問責決議案を町議会に提出し、6対5の賛成多数で可決された。 男性町議は発言内容をおおむね認めたが、「女性を蔑視した覚えはない」と説明した。決議案を巡っては議会が紛糾して何度も中断し、傍聴席の町民から「何をやっているんだ」と怒りの声が渦巻いた。 問責決議案を提出した宮永万里子町議(63)(無所属)によると、河内初光(かわうちはつみつ)町議(77)(同)は5月の町議会全員協議会で、女性の農業委員登用を求める女性団体からの要請書を巡って協議した際、「女性は本当に必要か」「(女性で)大丈夫か」「(女性で)十分働けるか」と発言した。 また、昨年10月、都内で行われた新人議員対象の研修会後の宿泊先のホテルに戻る際、河内町議に手の甲で胸などを軽くたたくように触られたほか、同年7月の議員視察でも胸を触られたという。