~救済と犠牲の物語あるいは願望の成就と代償の物語、虚淵式ハッピーエンドの物語~ sonyのダウンロードストアで先行配信されてた『カラフル(Claris)』を聴いていたら、オープニングのサビの部分が目に浮かんでふいに涙が零れてきた。 叛逆の物語はオープニングのあの部分が何よりも目に焼き付いている。ポップなメロディに魔法少女達が笑顔で登場するオープニングの中で異彩を放つサビのカット、4人の魔法少女が楽しそうに踊っている後ろでほむらがひとり打ちのめされている光景、あの光景が叛逆の物語を如実に現わしている。はじめに流れたあのオープニングで想像してしまった叛逆の物語の結末、見終わった後にそれが現実のものとなって、『カラフル』から、いや『叛逆の物語』からそのイメージがはなれなくなってしまった。 叛逆の物語はほむらによる叛逆であり、彼女の物語だった。この叛逆の物語で4人の魔法少女は完全に救済された。ほむ