IBMが企業向けクラウドコンピューティングの新ブランド「IBM Smart Business」を発表した。同ブランドの下で、サービス、製品を展開し、当面は、企業システムクラウドの開発と仮想デスクトップに注力する考えだ。新しいコンピュータパラダイムとされるクラウドだが、反面、信頼性などへの懸念もなかなか払拭されない。BigBlueが本腰を入れることで、市場が新たな段階に進む可能性もありそうだ。 「IBM Smart Business」は、IBMのクラウドインフラで動く“パブリック”と、企業のファイアウォール内で動く非公開の“プライベート”の2種類のクラウド、それに自社でクラウドを構築する顧客向けの事前統合アプライアンス「CloudBurst」という3本の柱からなっている。いずれもサービス管理システムを利用して、プロビジョニング、モニタリング、アクセスやセキュリティなどを管理できる。 特定業務