今回のad:techに加わった大きなテーマの一つが、インタラクティブ広告の領域でのクリエーティブに関することだろう。ワークショップを含めてセッションのいくつかはこのテーマに関してのことであり、ad:techサンフランシスコ初日のパネルディスカッション「Left Coast Creative」には、米ネット広告代理店大手AKQAのグローバル・クリエーティブ・ディレクターである稲本零氏が参加した。 稲本氏は、AKQAで「Nike」や「Xbox」のクリエーティブ責任者という立場にいて、2004年には、米デザイン・広告業界で業績を残した「若手」クリエーターを対象にArt Directors Clubが毎年選定する「Young Guns」の1人にも選ばれている。2006年にはClio Awardのインターネット会長も務めた。 今、多くの日本人が海外で活躍する時代になったが、広告業界でも特に「トー