二十世紀ナシをルーツに開発された糖度の高い新品種を「因伯兎(インパクト)世紀」として売り出すことをJA全農とっとりが決め、4日、鳥取市賀露町西の観光客向け農産物販売施設「わったいな」で試食イベントを開いた。同JAが商標登録を申請中で、「文字通りインパクトのある商品名で、新ブランドを消費者に印象づけたい」と期待している。 二十世紀ナシは鳥取県にとって生産量日本一の「主力農産物」だが、県内では品種改良も推進。3年前から出荷されている「なつひめ」をはじめ、「夏さやか」「優秋(ゆうしゅう)」「瑞鳥(ずいちょう)」などの品種の育成が始まっている。 いずれも二十世紀ナシより甘かったり、大きかったりする特徴があり、生産者らは新たな主力として期待。しかし、アピールすべき品種が多すぎては消費者に覚えてもらえないとの考えから、統一名によるブランド化をはかることにした。 「因伯兎」の名称は、6月に開いた新品種の