渡辺ベイズ本の読破記念にStanでWAICとWBICを計算してみます。理論的なまとめは後日記事にしようと思います。 今回は例題として混合正規分布から発生させたデータ100個を用いて、2種類のモデルで推定を行い、それぞれに対してWAICとWBICを求めてみます。まずはデータ生成部分のRコードは以下です。 次にモデルその1の説明です。ここでは2つの正規分布のうち平均0の方は固定で、もう片方の正規分布の平均(mu)とそれらの混ぜ具合(a)を推定することにします。Stanコードは以下です。 ・24-31行目: ここではRでWAICの計算をする際に1データごとの対数尤度が必要になるのでそれを計算しています。 WBICは逆温度が1/log(データ数)の時の事後分布を用いて計算されます。この事後分布をStanで求めるには対数尤度の部分だけ 1/log(データ数) を掛けておけばよいと理解しています。よっ