日本社会学会事務局 〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学文学部社会学研究室内 TEL 03-5841-8933 FAX 03-5841-8932 E-mail: jsshp(at)sociology.gr.jp *(at)を@に変更してください
「社会」なるドラゴンについていろいろ考えているうちに、思い出してきたことがあるのでメモしておこうっと。社会理論についてあれこれ勉強していた日々、ギデンズの「構造化理論」について感じた根本的な疑問について。おっとその前に、「構造化理論」とはすごく簡単にいうと、次のような考え方。ギデンズによれば、社会学には現象を「意図」(人々が実際に頭の中で考えていること)から説明する主観主義的アプローチと、そんなのとは関係なく客観的に実現している状態(「構造」)から説明する客観主義的アプローチがある。後者は社会学者じゃないひとにはよく分からないかもしれないが、例えば次のようなこと。私たちは、街中を歩いていて他人とすれ違っても積極的に話しかけたりしない。でも完全に無視したりもしない。これは結構微妙なバランスで、「市民的無関心」と言われている。この市民的無関心は、結果的に多くの人の都市生活を可能にしている。みな
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