日本フットボールリーグ(JFL)ガイナーレ鳥取を昨年引退した山村泰弘さん(31)。Jリーグ2部(J2)の水戸ホーリーホックなど九年間で五チームを渡り歩き、最後は鳥取の地でユニホームを脱いだ。献身的な守備で最終ラインの要として活躍したほか、明るく親しみやすい人柄で、特に子どもたちからの人気を集めた。引退後はSC鳥取の育成・普及スタッフとして再就職。子どもたちへのサッカー普及で「鳥取に恩返ししたい」という山村さんに今後の抱負を聞いた。 −昨季は太もも肉離れで、シーズン半ばに二カ月近く戦線から遠ざかった。 年々筋肉の故障が増え、体の衰えを感じていた。長期離脱のころには引退を決意していた。出場数自体は前年の半分ほどにとどまったが、ラストシーズンということで、各試合とも気持ちの入り方が違っていた。自分できちんと引退の区切りを決めることができ、東山陸上競技場では最後に立派なセレモニーも開いてもらっ