NECエレクトロニクスは2007年10月2日,カーナビなどの車載情報端末に向けたSoC「NaviEngine」を発表した。同社が英ARM Ltd.と共同開発したマルチCPUコア「ARM11 MPCore」を採用し,4個のCPUコアを集積した。今回のNaviEngineの開発には,アルパインが協力した。「3年前にマルチコア構成のSoCの提案をもらったのがキッカケだった。その後,構想や仕様の策定,評価などで協力した」(アルパイン)。同社は「まだ『内定』という状態だが,2010年の春モデルにNaviEngineを採用したい」(同氏)とする。