敢えてブーレーズやケージに喧嘩を売るような「現代音楽」カテゴリーでのご紹介。 そこそこ力の入ったゲンダイオンガク愛好家の皆様でも、イアン・ファリントン(Iain Farrington)という1977年生まれのイギリス人作曲家については、ご存じないんじゃないかしらね。どんな人か、ご本人公式サイトをまんま貼り付ければ、こんなん。 https://www.iainfarrington.com/ なんせ昨年のチャールズ三世戴冠式に新作のオルガン曲を委嘱され、式でパッパーノが演奏した曲の多くを編曲している、というのだから、ま、英国の王道作曲家としか思えぬ。なんでそんな人が英国音楽マニアさんの間でも殆ど知られてないのか、と思う方が普通じゃろ。 どういう事情か知らんけど、何を隠そう、「ファリントン」という文字列は「大オーケストラ作品のアレンジ」業界では、知らぬ人がない名前なのでありますよ。ホームページに