今回は開発中のPostgreSQL 8.2の状況を報告する。例によって多くの機能が実装されつつあるが,今回はその中からCE(Constraint Exclusion),新しいcontrib関数のpg_freespacemap,新しく追加されたSQL2003の集約関数などを紹介する。 CEの改良 CE(Constraint Exclusion)は,継承を使ってテーブルをパーティショニングし,性能を向上させる技術だ。たとえば販売記録を管理するテーブルを,売り上げ日で1カ月ごとに分割するなどの使い方が考えられる。こうすることによって,テーブルの必要な部分だけをアクセスできるので,ディスクアクセスが減ってパフォーマンスが上がるわけだ(CEについては,本連載の19回と22回を参照されたい)。 CEはPostgreSQL 8.1ではじめて実装された機能だが,残念ながらCEの恩恵を受けることができるのは
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