本連載では、ターゲット顧客と課題を徹底的に絞り込んで明確にし、その課題に対して的確な解決策を提供する「ニーズの断捨離」を提案してきた。言い換えると、「顧客が買う理由」を考え抜くということだが、そのためには顧客視点で「自社らしさ」を徹底的に考える必要がある。 これを考えるためのフレームワークがある。次の4つを考え抜くことだ。 (1)自社ならではの強みは何か? (2)その強みを必要とする顧客は誰か?(ターゲット顧客) (3)その顧客は何を必要としているか?(課題) (4)顧客が自社を選ぶためには、どうすればよいか?(解決策) このフレームワークの詳細については、近著『戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!』(KADOKAWA/中経出版)で実例を交えながら紹介しているので、興味がある方は参照いただきたい。 このフレームワークにおけるポイントの1つは、(2)ターゲット顧客と(3)課題をいかに考えればよ