――「体温」を測る際、ワキや口などで計測するのはなぜですか? テルモ(以下、テ):“体温を測る”とは、体内の温度を測ることです。皮膚の表面は、季節や環境などによる外気温の影響を受けるため、体温を測る場合は、外気に影響を受けにくい体内の温度を測る必要があります。人の体温は中心にいくほど高くて安定していますので、体に負担をかけずに簡単に検温できる場所として、ワキ(腋窩)、口(舌下)、耳、などが用いられています。 体の部位や、時間帯ごとでも体温は違います。耳とワキの温度も基本的には異なりますし、24時間単位の体温リズムがあるので、普通は1日のうちで早朝が最も低く、夕方が最も高くなります。同じ人でも測る場所や時間によって“平熱”が違いますので、あらかじめチェックしておくと、いざというときに、落ち着いて発熱を判断できます。 また、“37℃=発熱”と思われる方も多いようですが、これは水銀体温計の37℃
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