「Google Wave」入門書を1年がかりで執筆したエンジニア グーグルが開発していた情報共有ツール「Google Wave」の入門書を1年がかりで執筆。だが、発行される直前の8月4日、利用者が伸びないことを理由に、サービスの開発中止が発表された。 「今日は壁に塗ったペンキが乾くのを一日中眺めていたい気分です」。ツイッターでつぶやいたところ関心が集まり、同月21日に「追悼会」を自ら開催。グーグルが本社のホールを貸し出し、100人以上が集まり思わぬ盛況となった。「もう笑ってしゃれにするしかなかったですね。皆さんには楽しんでいただけたと思います」 Google Waveは、ネット上に文書を開いて複数の人間が同時に書き込んだり、メッセージのやりとりが一文字打つたびに反映されるなどの機能がある。「コミュニケーションのあり方を根本から変える」可能性に魅せられ、当初180ページを想定していた入門書