ニコンのデジタル一眼レフカメラ専用のGPSユニット「GP-1」。11月28日発売。価格は2万2,050円 エチオピアという名前を聞くと、「マラソンの強い長距離王国」、「コーヒーの原産国」といった言葉を思い浮かべる方が多いのではないだろうか。「東京五輪の金メダルのアベベ」、「飢餓」という言葉を連想する方も世代によってはいるかもしれない。この国の特徴はそうした言葉に限定されないところにむしろある。ほかのアフリカ諸国とはまるで違うユニークな文化をこの国は持っているのだ。 ひとつに人々の暮らしの多様性がある。国の北へ行けば古代キリスト教の信仰が今も生きているし、南へ行けば石器時代さながらの裸族が住んでいる。それでいて日本とのゆかりも深い。戦前には日本の皇族とエチオピアの王族の婚姻話があったというし、高知県にはエチオピア饅頭というものがなぜだか売られている。しかもこの国は不思議と日本に似た文化を持っ