日本製品を注文できるネット通販サイトに中国人の「買い」が集まっている。ネット通販大手のヤフーは中国最大のネット通販サイト「タオバオ」と提携。6月1日から「Yahoo!ショッピング」の商品を販売する新たなサイト「淘日本(タオジャパン)」を始めた。約1万ストアの商品約1200万点が中国から買えるようになり、最新デザインの低価格衣料品や“日本限定品”などを求める人が増えている。 7月からは中国人の個人向け観光ビザの発給条件も緩和された。これまでは年収25万元以上(約312万5000円)の富裕層に限られていたが、年収6万元以上(約75万円)の中間層にまで対象が拡大。旺盛な買い物欲を持つ中国人観光客を見込む日本のホテルや百貨店といった関連業界も“特需”に沸いている。 タオジャパンの利用者は20~30代が中心。男性と女性の比率は6:4の割合だ。平均購入単価は1万円前後と、日本からの送料がかかる分、ネッ