前回までで、社長の話をわかりやすくするために「社長が解決すべき5つの問題」の3つまでを見てきました。 『会社として最も大切にしていきたいこと』の(1)【整理】、(2)【優先順位】、(3)【表現】の問題が解決すると、サントリーの「やってみなはれ」のようなとてもわかりやすい企業理念の言葉に近づけますよ、という話でした。 非常に残念なのは、この時点で「できた!」と思って満足してしまう社長が多いことです。賢明な読者のみなさんはすでにお気づきだと思います。社長の思いや会社の考え方を幹部や社員に伝えていくためには、わかりやすい企業理念の言葉ができて、ようやくスタート地点に立ったばかりであることに。 本日は、「社長が解決すべき5つの問題」の(4)番目、理念を繰り返し伝えていない・・・【意思】の問題についてお話しします。 企業理念の共有浸透に前向きな社長の中には、ここからさらに一歩進めて、整理して明確にな