仏西部レンヌ(Rennes)で、死去した夫の冷凍精子を使って国外で人工授精を受けたいと訴えているファビアンヌ・ジュステル(Fabienne Justel)さん(2009年9月23日撮影)。(c)AFP/MARCEL MOCHET 【10月18日 AFP】フランスの裁判所は15日、精子バンクに保存されている死去した夫の冷凍精子を使用して国外で人工授精を受けることを希望していた女性の訴えを退けた。 訴えていたのは仏西部レンヌ(Rennes)在住のファビアンヌ・ジュステル(Fabienne Justel)さん(39)。2008年6月に結婚した夫のドミニク(Dominique)さんは、その3か月後にがんで死亡した。ファビアンさんとの間に子どもを望んでいたドミニクさんは、自分が末期がんであることを知ると、たとえ自分が死んでも子どもが作れるように精子バンクに精子を保存することを決意したという。 フラン