米MicrosoftとフランスAlcatel-Lucentが争っていた特許訴訟について,米連邦巡回控訴裁判所は米国時間2009年9月11日,カリフォルニア州南地区連邦地方裁判所の判断を支持し,Microsoftによる特許侵害を認める判決を下した。しかし,約3億6000万ドルの損害賠償については,その金額を裏付ける十分な証拠がないとして差し戻した。 この係争は,2002年に米Lucent Technologies(2006年にフランスAlcatelと合併)が,米Gatewayの製品に搭載されたOutlook関連のユーザー・インタフェースが自社の特許を侵害していると主張したことから始まったもの。その後,Microsoftとの訴訟に発展した。Alcatel-Lucentは米Dellに対しても同様の特許侵害訴訟を起こしている。 Alcatel-Lucentは,Microsoft,Gateway,D