ナイジェリア・カノ(Kano)で面接を待つムハマド・タクル(Muhammad Tukur)さん(75、2012年3月28日撮影)。(c)AFP/Aminu ABUBAKAR 【5月7日 AFP】ナイジェリア北部にある建物の前で、女性たちがあるプログラムに参加するために並んでいた。地元当局者が、2つの結果――結婚と平和――をもたらすと期待を寄せているプログラムだ。ただ夫婦愛については、結婚後にはぐくまれることになるかもしれない。 このプログラムは、夫と死別した女性や離婚した女性の再婚を目指したもので、イスラム教徒の多いナイジェリア北部の最大都市カノ(Kano)の宗教警察が運営している。 ナイジェリア北部では、イスラム過激派ボコ・ハラム(Boko Haram、「西洋の教育は罪」の意)の犯行とされる暴力により多くの死者が出ている。当局はこのプログラムによって北部の暴力が減り、さらには子どもたちに