イスラエル・テルアビブ(Tel Aviv)で、壁から取り外された聖母子像の聖母マリアの顔に自爆攻撃犯の女性たちの顔写真をコラージュした絵(2009年9月3日撮影)。(c)AFP/JACK GUEZ 【9月4日 AFP】イスラエルで、パレスチナ人の女性自爆犯の顔写真を名画の聖母マリアに見立てた絵などを集めた展覧会が3日、自爆攻撃の被害者遺族らの抗議で、開幕直前に中止された。 この展覧会はテルアビブ(Tel Aviv)で同日から開催の予定だったが、オープニングの数時間前に展示されていた絵が壁から取り外された。主催者およびアーティストのコメントは得られていない。 問題の絵は、イスラエル人アーティスト2人による「フェラー(Ferror、女性のテロの意)」と題されたもので、ルネサンス期のイタリア人画家ラファエロ(Raphael)の聖母子像など名画の聖母マリアの顔に、伝統的なイスラム教のヘッドスカーフ