人気漫画「スラムダンク」の作者、井上雄彦氏らが設立したバスケットボール奨学金制度の奨学生第1号で、米国留学から帰国後にバスケットボール男子日本リーグ(JBL)のリンク栃木に入団した並里成(20)。10月のシーズン開幕に備え、JBLに新風を吹き込もうと張り切っている。 沖縄出身の並里は福岡第一高時代、抜群のセンスを発揮し、高校屈指のポイントガードとして活躍。同高卒業後に渡米、1年2カ月間の留学を終えて6月に帰国した。 チームには同じガードのポジションに、本場の米プロバスケットボール協会(NBA)で日本人初のプレーヤーとなった田臥勇太(28)がいる。172センチ、73キロの並里とはほぼ同じ体格。新人王を目標に掲げる並里は「プレー時間が長かったら取れる」と自信を見せる。そんな並里を田臥は「ルーキーとは思えないほど堂々とプレーしている。これからが楽しみな選手」と評す。 「自分のスタイルでバス