「ジブリ映画の制作で大きな役割を果たした」と主張していたイラストレーターの話は虚偽だった――。そんな話題で南米コロンビアがざわついている。裏付けがないままインタビューを大きく掲載したメディアは謝罪に追い込まれるに至った。 【写真】「君たちはどう生きるか」原作者の吉野源三郎と家族 スペイン語紙エルパイスなどによると、コロンビア国籍のジェラルディン・フェルナンデスさんは、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」の制作に参加したと主張。映画内での15分間超の分量にあたる2万5千枚分のイラストを作画したとしていた。昨年10月には、出身地であるコロンビア北部バランキージャの大学で講演。スタジオジブリから「あなたの貢献全てに感謝する」と書かれた手紙が届いたと述べていた。 「君たちはどう生きるか」は今月7日、米ゴールデングローブ賞のアニメ映画賞を受賞。コロンビアでは、フェルナンデスさんが制作に大きく関わって