このたび、江川斉宏 iPS細胞研究所(CiRA)/科学技術振興機構(JST)CREST研究員、北岡志保 元同研究員、井上治久 CiRA/JST CREST/JST山中iPS細胞特別プロジェクト准教授の研究グループは、山中伸弥 CiRA/物質-細胞統合システム拠点/JST山中iPS細胞特別プロジェクト教授や高橋良輔 医学研究科教授らの研究グループと協力し、ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者さんから樹立したiPS細胞を用いて、ALSのこれまで知られていなかった病態を解明し、ALSに対する新規治療薬シーズを発見しました。 この研究成果は2012年8月1日(米国東部時間)に米国科学誌「Science Translational Medicine」のオンライン版で公開されました。 要旨 ALSは運動ニューロンが変性することで次第に全身が動かなくなり死に至る疾患です。これまではALS患者さんから運動ニ