羽田空港沖に建設中のD滑走路=朝日新聞社ヘリから羽田空港沖に建設中のD滑走路=東京都大田区、本社ヘリから、関口聡撮影 羽田空港(東京都大田区)の4本目の滑走路(D滑走路)となる人工の「島」が、全容を現した。10年秋の使用開始を目指し、工事が進む。 島の約3分の2は埋め立てで、残る約3分の1は多摩川河口の流れを変えないよう桟橋状の構造になっている。国土交通省によると、埋め立ては約8割が済み、桟橋部の土台の据え付けも約9割まで進んだ。 D滑走路は全長2500メートル。オープンすると、新たに年間約11万回の発着枠がうまれる。このうち少なくとも3万回が国際線に振り分けられることになっており、羽田は本格的に国際化する。(佐々木学)