埼玉県三芳町にある事務用品通販大手「アスクル」の物流倉庫で2月に起きた火災で、基準を超える危険物を倉庫に保管していたとして、埼玉県警は28日にも倉庫の運営管理を担う子会社「アスクルロジスト」(東京都江東区)と、倉庫の管理責任者にあたる同社のセンター長を消防法違反の疑いで書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。 火災は2月16日に発生し、鎮火まで12日余りかかった。鉄筋コンクリート一部鉄骨造り3階建て倉庫の1階にある廃段ボールなどが集まる「端材室」から出火し、延べ床面積約7万平方メートルのうち約4万5千平方メートルが焼けた。 捜査関係者によると、倉庫内には当時、引火の可能性があるエタノールなど、消防法で危険物と定められた物質を使った商品が大量に保管されていた。消防法は、貯蔵所などとして許可を受けた場所以外での基準を超える危険物の保管を禁じているが、出火した倉庫は貯蔵所としての
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