広告するには狙いがある。目標や目的のことだ。これには広告主それぞれの思惑や魂胆があり、それはそれぞれ自由だ。しかしそれより前に、広告主には「広告する責任」があることを改めて考えてみてほしい。さらにもうひとついわせていただくなら、広告を掲載したりオンエアしたりするメディアにも、「広告を掲出する責任」があることを改めて自覚してほしい。そういうことを考えてしまうようなことが最近増えている。広告主が広告をする前に肝に銘じておきたいことを列記しておきたいと思う。 (1)三ツのプライドを随時点検しているか 三ツのプライドとは、[1]広告しても恥ずかしくない商品やサービスであること。[2]広告しても恥ずかしくないブランドであること。そして[3]広告しても恥ずかしくない企業であること。新年早々からお詫び広告やお詫び会見が続くのを見ていると「広告する資格」に欠ける商品やブランドや企業が多いとい