あらゆる人にそれぞれのソウルフードがある。ソウルフード、魂の食べ物。ソウルフードと言うのはざっくり言えば、以下のような項目を充足する食べ物なのではないかと思う。 1.うまい 2.毎日食べられる価格 3.その土地の固有性がある これを東京で探そうとすると、意外となかなか難しい。1と2はまだいいとして3である。東京の固有性を持ったとは一体なんなのか問題である。東京発の食べ物としては、深川飯とかもんじゃ焼きとか、そういったものがぱっと思い浮かぶ。しかし、それは本当に現代の東京の固有性なのだろうかとも思う。なんというか江戸からせいぜい明治あたりにそれぞれの経緯で生まれてきたっぽいではないかと。では、現代の東京民のソウルフードたりうるものがあるのであれば、それは一体なんなのだろうか。 僕が、目下、これこそまさに東京のソウルフード!と呼べるのではないかと思っている食べ物、それこそ、ジャポネのスパゲティ