これはいいアメリカン・ストーリー アメリカのアーケード(ゲームセンター)は衰退の一途を辿り、日本のゲーセン事情以上に厳しい状態だ。格闘ゲームの大会なども、家庭用ゲーム機で行われるのが普通だ。だってプロゲーマーのジャスティン・ウォンがかつて語ってくれたように、格ゲーシーンがそこにないから、アーケードに行ってもロクな練習相手がいないのだ。しかし今、ロサンゼルスのアーケード“Caine's Arcade”が話題となっている。 その小さな小さなアーケードがあるのは、車のパーツを扱っているお店“Smart Parts Aftermarket”の中。アーケードの営業時間は土曜日の午前8時から午後5時が基本で、アポを取れば日曜日も開けてくれる。平日はやってない。なぜなら店主が学校に通っているからだ。 店主にして、このアーケードに置いてあるすべてのゲームのデベロッパーであるCaine Monroy君は、こ