緑色の体に、紫や金色の斑紋が鮮やかに浮き出る姿から「日本で最も美しいカエル」とも呼ばれるている絶滅危惧種のイシカワガエルの青色をしたものが存在していることが確認されたみたいなんだ。 「日本一」よりもっときれい? 青いイシカワガエル発見 広島大の住田正幸教授(進化遺伝学)らのチームが3月初め、沖縄県大宜味村の森林で体長約10センチの雄1匹を発見、沖縄県教委の許可を得て捕獲したという。 カエルの皮膚は「色素胞」と呼ばれる細胞が、通常は黄・虹色・黒と3層重なり、光の反射で緑色に見える。今回のカエルは、突然変異で生まれつき黄色素胞を持っていないらしい。 イシカワガエルは、沖縄本島と奄美大島にしか生息しない日本固有種。住田教授は「青い体色が子孫に遺伝する形質なのかどうかを現在調べている。遺伝すると確認できれば、計画的に繁殖させ、より美しい青いイシカワガエルを将来に残せる」と話しているそうだ。 イシカ