スモールセル(小型セル)の展開を急ぐ通信事業者にとって悩みとなっているのが、設置場所を迅速かつ大量に確保することだ。ファーウェイはその解決策となる基地局展開の新モデルを提案している。 看板や電灯を見たら携帯電話基地局と思え――。そんな世界が近い将来に到来しそうだ。 通信事業者の間では、スモールセル(小型セル)の設置が今後さらに加速すると見られるが、それにあわせて、小型化した基地局装置を看板や電灯等に潜り込ませて展開しようとする動きが始まっているからである。 スモールセルはマクロセルに比べて設置コストを抑えることができ、かつ1局当たりの収容ユーザーが少ないために快適な電波環境が作りやすい。このスモールセル基地局を街中や施設内の電灯や照明付き看板、デジタルサイネージ等と一体化することで、展開を迅速に行おうとする狙いだ。これらの設備にはもともと電源が確保されている有利さを活かせるメリットがある。
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