[ケープカナベラル(米フロリダ州) 25日 ロイター] - 地球から比較的近いところにある惑星系で、同じ恒星を回る3つの惑星が、いずれも生命が存在し得る環境にあることが分かった。米カーネギー研究所の科学者らが25日発表した。 地球から約22光年先の恒星「グリーゼ667C」を公転する惑星のうち、水が液体のまま存在し得る「ハビタブルゾーン」にあるのはこれまで1つだけだとされていたが、今回新たに他の2つの惑星もハビタブルゾーンにあることが分かった。これらの3つの惑星は、いずれも地球より大きく海王星より小さいという。 カーネギー研究所の天文学者、ポール・バトラー氏によれば「1つの惑星系のハビタブルゾーンでこうした3つの惑星が見つかったのは初めて」だという。科学者らは、今回の発見で地球のように生命が進化する環境を持つ惑星が他にも見つかる可能性が高まったと指摘している。
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